column不動産コラム

2021年6月22日

マンション賃料指数、首都圏は上昇傾向

マンション賃料指数、首都圏は上昇傾向
 アットホーム(株)と(株)三井住友トラスト基礎研究所は21日、2021年第1四半期(1~3月)のマンション賃料インデックスを公表した。

 アットホームが蓄積している全国12エリアの賃貸マンション成約賃料情報を基に、四半期ごとに調査を実施。09年第1四半期を基準に賃料変化を指数化したもの。指数値の差が「~-5.00」は大幅に低下、「-4.99~-0.51」は低下、「-0.50~+0.50」は横ばい、「+0.51~+4.99」は上昇、「+5.00」は大幅に上昇としている。

 当期の全国主要都市のインデックス(全体概況)は、首都圏では東京23区が115.46(前期比-0.11)と横ばい。東京都下は104.27(同+1.75)、横浜・川崎市106.75(同+0.63)、千葉西部106.61(同+1.27)、埼玉東南部107.61(同+1.02)と上昇した。

 地方都市では、札幌市115.65(同-0.44)、仙台市118.08(同-0.19)、名古屋市100.48(同+1.30)、京都市115.46(同-0.84)、大阪市124.34(同-0.26)、大阪広域107.81(同-0.95)、福岡市112.85(同+1.98)。2地域が上昇、2地域が低下、3地域が横ばいとなった。

 また、東京23区の物件タイプ別指数は、シングルタイプ(18~30平方メートル未満)が111.62(同-0.02)、コンパクトタイプ(30~60平方メートル未満)が118.58(同+0.63)、ファミリータイプ(60~100平方メートル未満)が112.05(同-0.69)。