column不動産コラム

2020年12月24日

既存マンション価格、三大都市圏で上昇傾向

既存マンション価格、三大都市圏で上昇傾向
 (株)東京カンテイは23日、2020年11月度の「中古(既存)マンション価格天気図」を発表した。全国47都道府県におけるファミリータイプの既存マンションの流通価格を、70平方メートルに換算・集計。その価格変動を、上昇傾向は「晴」、下落傾向は「雨」などの天気マークで表示している。

 同月は、「晴」が14地域(前月14地域)と横ばい。「雨」は5地域(同3地域)と増加。「曇」は10地域(同13地域)、「小雨」は4地域(同5地域)とそれぞれ減少し、「薄日」は14地域(同12地域)と増加した。

 全国で天候が改善した地域数は9地域(同10地域)、横ばいは28地域(同31地域)と共に減少。悪化は10地域(同6地域)と増加した。三大都市圏すべてで価格の上昇傾向が見られ、首都圏と近畿圏で好天が続いた。福岡県は今年に入り悪天候が続いたが、直近にかけて反転し強含みの傾向となり、1年2ヵ月ぶりに「晴」に改善。一方、北陸地方や九州地方は多くの地域で下落し、富山県、福井県、佐賀県、長崎県、大分県で天候が悪化した。