column不動産コラム

2020年11月17日

首都圏の分譲マンション賃料、3ヵ月連続で上昇

首都圏の分譲マンション賃料、3ヵ月連続で上昇
 (株)東京カンテイは16日、2020年10月の三大都市圏・分譲マンション賃料月別推移を公表した。分譲マンションが賃貸された場合の募集賃料を、1平方メートル当たりに換算して算出している。 

 首都圏の平均賃料は3,163円(前月比0.6%上昇)と、3ヵ月連続で上昇。賃料水準が高い東京都での事例シェアが拡大したことが要因。

 都県別では、東京都が3,698円(同0.1%上昇)とわずかな強含みにとどまったが、神奈川県では、横浜市や川崎市がけん引する形で2,380円(同1.7%上昇)と3ヵ月連続で上昇した。一方、埼玉県(1,640円、同3.0%低下)や千葉県(1,712円、同0.9%低下)では、平均築年数がやや進んだこともあり、引き続き賃料水準を下げている。

 近畿圏は1,945円(同0.4%上昇)と、持ち直したものの、8月の水準には至らなかった。大阪府は2,150円(同0.1%上昇)、兵庫県は1,689円(同0.6%低下)だった。

 中部圏は1,732円(同1.6%上昇)。愛知県は1,776円(同1.4%上昇)であった。