column不動産コラム

2020年9月10日

首都圏の既存戸建て、平均価格はわずかに上昇

首都圏の既存戸建て、平均価格はわずかに上昇
 (株)東京カンテイは9日、2020年8月の主要都市の中古(既存)木造一戸建て住宅平均価格動向を発表した。調査対象は、敷地面積100~300平方メートル、最寄り駅からの所要時間が徒歩30分以内もしくはバス20分以内、木造で土地・建物とも所有権の物件。

 首都圏の平均価格は3,068万円(同0.4%上昇)と反転上昇した。都県別では、東京都は4,690万円(同4.1%下落)、神奈川県が3,108万円(同4.0%下落)、千葉県が2,261万円(同8.0%上昇)、埼玉県2,508万円(同5.1%上昇)。東京、神奈川で連続下落となったが、千葉、埼玉では反転上昇して首都圏全体での平均を押し上げた。ただし、年初以降、徐々に価格水準は下がっている。

 近畿圏の平均価格は2,522万円(同2.4%下落)と、3ヵ月ぶりの下落。大阪府は2,612万円(同6.6%下落)、兵庫県は2,605万円(同5.4%下落)、京都府3,301万円(同2.9%上昇)。兵庫、京都では上昇したが、大阪では大きく下落して圏域平均を押し下げた。

 中部圏は2,278万円(同3.2%下落)で5ヵ月ぶりの下落。愛知県2,745万円(同4.4%下落)となった。

 福岡県は2,055万円(同1.9%上昇)と反転上昇した。