column不動産コラム

2020年11月10日

首都圏の既存戸建て価格、首都圏は連続上昇

首都圏の既存戸建て価格、首都圏は連続上昇
 (株)東京カンテイは9日、2020年10月の主要都市の中古(既存)木造一戸建て住宅平均価格動向を発表した。調査対象は、敷地面積100~300平方メートル、最寄り駅からの所要時間が徒歩30分以内もしくはバス20分以内、木造で土地・建物とも所有権の物件。

 首都圏の平均価格は3,187万円(前月比3.2%上昇)と、3ヵ月連続で上昇した。都県別では、東京都が4,953万円(同4.2%上昇)、神奈川県が3,294万円(同1.7%上昇)と、それぞれ2ヵ月連続で上昇。千葉県は2,308万円(同7.4%上昇)と、大きく反転上昇した。埼玉県も2,521万円(同6.2%上昇)と反転上昇。今月は全都県で上昇し、7月以降の弱含み基調から明らかな改善がみられた。

 近畿圏の平均価格は2,569万円(同0.0%)と横ばい。府県別では、大阪府が2,787万円(同1.5%上昇)と、2ヵ月連続で上昇した。兵庫県は2,460万円(同1.4%上昇)と反転上昇。京都府は3,433万円(同1.7%上昇)と、4ヵ月連続の上昇となった。主要府県ではいずれも上昇しており、価格は落ち着いた動きを取り戻しつつある。

 中部圏は2,328万円(同0.9%上昇)と、2ヵ月連続の上昇。愛知県は2,859万円(同5.5%上昇)と、3ヵ月ぶりに上昇した。

 福岡県は2,154万円(同2.4%上昇)と、3ヵ月連続の上昇。