column不動産コラム

2021年2月19日

首都圏既存マンション価格、5ヵ月連続上昇

首都圏既存マンション価格、5ヵ月連続上昇
 (株)東京カンテイは18日、2021年1月の三大都市圏における中古(既存)マンション70平方メートル換算価格の推移を発表した。

 首都圏の既存マンション価格は3,862万円(前月比0.6%上昇)と、5ヵ月連続の上昇。都県別でみると、東京都は5,427万円(同0.8%上昇)と7ヵ月連続の上昇、埼玉県も2,359万円(同0.5%上昇)と上昇傾向で推移している。一方、神奈川県は築浅事例の減少により、2,922万円(同1.0%下落)と反落。千葉県は2,162万円(同0.3%下落)と引き続き弱含んだが、市川市や浦安市など都心寄りの行政区では堅調に推移した。

 近畿圏は、大阪エリアが反落したことで、2,501万円(同0.1%上昇)とわずかな上昇にとどまった。大阪府は2,670万円(同0.6%下落)と、3ヵ月ぶりの下落に。兵庫県は2,211万円(同1.2%上昇)で4ヵ月連続の上昇となり、20年3月に記録した最高値(2,200万円)を上回った。

 中部圏は1,952万円(同0.3%下落)。愛知県は2,079万円(同0.3%上昇)と3ヵ月連続で上昇したが、前年同月の水準がプラスに転じるまでには至っていない。