column不動産コラム

2021年2月9日

首都圏既存戸建て価格、41ヵ月ぶり3,000万円割れ

首都圏既存戸建て価格、41ヵ月ぶり3,000万円割れ
 (株)東京カンテイは8日、2021年1月の主要都市の中古(既存)木造一戸建て住宅平均価格動向を発表した。調査対象は、敷地面積100~300平方メートル、最寄り駅からの所要時間が徒歩30分以内もしくはバス20分以内、木造で土地・建物とも所有権の物件。

 首都圏の平均価格は2,960万円(前月比9.9%下落)と、大きく下落。3,000万円を下回ったのは17年8月以来41ヵ月ぶり。都県別では、東京都が4,478万円(同14.3%下落)と大きく反転下落したのに加え、神奈川県3,194万円(同1.7%下落)、千葉県2,222万円(同4.8%下落)、埼玉県2,410万円(同2.9%下落)と全都県で下落となった。

 近畿圏の平均価格は2,594万円(同2.0%上昇)で2ヵ月連続の上昇。府県別では、大阪府が2,796万円(同0.5%下落)、兵庫県2,726万円(同12.2%上昇)、京都府2,704万円(同21.9%下落)。11月以降、価格水準が乱高下している。

 中部圏は平均価格2,203万円(同10.7%下落)、愛知県は2,672万円(同11.4%下落)といずれも大幅下落に転じた。

 福岡県は平均価格2,088万円(同3.6%下落)だった。