column不動産コラム

2021年2月9日

新築木造一戸建て価格、首都圏は2ヵ月連続上昇

新築木造一戸建て価格、首都圏は2ヵ月連続上昇
 (株)東京カンテイは8日、2021年1月の主要都市圏別・新築木造一戸建て住宅平均価格動向を発表した。敷地面積100~300平方メートル未満、最寄り駅からの所要時間徒歩30分以内もしくはバス20分以内、木造で土地・建物ともに所有権の物件が対象。

 首都圏の平均価格は3,733万円(前月比0.5%上昇)と、2ヵ月連続で上昇。首都圏では分譲戸建てが減少して価格が上昇する状況となっている。都県別では神奈川県(3,922万円、同3.1%増)と埼玉県(3,370万円、同1.8%上昇)が反転上昇して、10月の価格水準を回復する一方で、東京都(4,516万円、同2.2%下落)と千葉県(3,130万円、同1.5%下落)は価格が反転下落している。戸数減少は新型コロナウイルス第三波と分譲物件不足の影響と考えられる。

 近畿圏は3,140万円(同0.7%上昇)と、5ヵ月ぶりに反転上昇。府県別では、大阪府が3,406万円(同1.4%上昇)と6ヵ月ぶりに反転上昇。兵庫県は3,059万円(同1.1%下落)と2ヵ月連続で下落した。京都府は3,362万円(同2.1%上昇)と2ヵ月連続の上昇となった。

 中部圏は3,141万円(同1.9%上昇)と2ヵ月連続で上昇。愛知県も3,340万円(同1.6%上昇)と2ヵ月連続で上昇した。

 福岡県は3,133万円(同0.2%下落)と、3ヵ月ぶりに下落した。