2020年10月12日
東京オフィス空室率、3%台に
東京オフィス空室率、3%台に
ビルディンググループは9日、2020年9月度の全国6大都市圏(東京、名古屋、大阪、福岡、札幌、仙台)の主要エリアにおけるオフィスビル市況調査結果を発表した。調査対象は、空室率が基準階床面積100坪以上の事務所ビル。推定成約賃料は同100~300坪の事務所ビルの空室1坪当たりの単価(共益費込み、税抜き)。
東京主要5区(千代田区、中央区、港区、新宿区、渋谷区)の平均空室率は3.43%(前月比0.44ポイント上昇)と4ヵ月連続で上昇した。3%台になるのは2年5ヵ月ぶりで今後も上昇するとみられる。1坪当たりの推定成約賃料は2万3,861円(同34円上昇)と上昇した。
区別では、千代田区が2.90%(同0.42ポイント上昇)、中央区3.69%(同0.49ポイント上昇)、港区3.44%(同0.60ポイント上昇)、新宿区3.58%(同0.29ポイント上昇)、渋谷区4.43%(同0.04ポイント上昇)となり、全ての区が上昇している。
その他の都市も、名古屋は空室率2.42%(同0.21ポイント上昇)・1坪当たり賃料1万2,157円(同58円低下)、大阪は2.35%(同0.10ポイント上昇)・1万1,958円(同363円上昇)、福岡は2.43%(同0.37ポイント上昇)・1万5,380円(同275円低下)、札幌は1.44%(同0.06ポイント低下)・1万1,226円(同215円低下)、仙台は4.25%(同0.04ポイント低下)・1万1,954円(同12円上昇)となった。